性行為後に、陰茎亀頭、陰茎包皮、肛門周囲等に、
水泡(水ぶくれ)、潰瘍(皮膚がはげて赤くただれた状態)、
おでき、ができることがあります。
平均3日間程度の潜伏期の後、水泡や潰瘍を形成した場合、
性器ヘルペスの可能性があります。
平均3週間程度の潜伏期の後、無痛性硬結(おでき)ができて、
その後、「おでき」がこわれて潰瘍形成をきたした場合、梅毒の可能性があります。
平均3か月程度の潜伏期の後、鶏のトサカ状の「おでき」ができてきた場合
尖圭コンジローマの可能性があります。
女性が罹患した場合は、同様の病変が、小陰唇、大陰唇、肛門周囲に見られます。
性器ヘルペスや尖圭コンジローマは、決して少なくない頻度で見かけますので、
注意が必要です。性行為後に外陰部に異常を認めたら早めの受診をおすすめします。