残尿測定はほとんどお金がかかりません

泌尿器科で頻繁に行われる検査に残尿測定があります。

残尿とは排尿後に膀胱内にまだ残っている尿のことです。

残尿が10ml以下であれば正常です。

 

残尿が多いと残尿感を感じるだけでなく、機能的な膀胱容量が減少し

すぐに尿が貯まるため頻尿になりやすくなります。

また尿の停滞により細菌感染による膀胱炎にかかりやすくなります。

 

前立腺肥大症の場合、元々残尿が多い方がいらっしゃいますが、

薬や手術の効果があると残尿が減ってきます。

過活動膀胱の場合は、薬の副作用で残尿が増えてくることがあります。

 

いずれにしても初診時や治療効果判定、薬を変更した際などには、

必要な検査ですので、当院では頻回に行っています。

 

残尿測定はエコー(超音波)で行います。

1.診察室でお話を伺う

2.診察室でお話を伺う + エコーで残尿測定

実は上の1.と2.の値段(保険での算定価格)はほとんど同じです。

1割負担の方は、1.2.いずれも120円

3割負担の方は、1.の場合360円、2.の場合370円くらいです。

その他の検査処方により10円程度の差がでてきます。

 

エコーで残尿をみて、「ひと手間かけて」診療を行っています。

 

残尿ではなく、腹部の腎臓やその他の内臓をエコーで見る場合は、

1割負担の方は530円、3割負担の方は1590円の検査料が

発生します。